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かつてアスベストはその優れた性能から「奇跡の鉱物」と呼ばれ、
ビルや住宅の建材等に多用されました。
しかし、健康被害をおこすことがわかり、
有害物として製造や使用の規制対象となっています。

現在、日本政府はアスベストを使った建物の解体工事や改修工事の
規制強化に取り組んでいます。

当社では、建造物にアスベストが使用されているかどうかの調査から、
アスベスト除去工事、諸官庁への届出準備、解体工事まで
トータルでサポートしております。

アスベストとは?

 

アスベストは繊維状に変形した天然鉱物の総称で石綿と呼ばれています。
耐久・耐熱・耐薬品などの性質を持つことから、
建材として多く使われてきました。
スポンジのようなフワフワしたもので、以前は屋根や外壁、内壁など、
保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていました。
その性質の良さに加えて、安価で出回っていたこともあり、
スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材
などにも使用されました。
しかし、そのアスベストは発がん性が認められ、現在では使用禁止となっています。

アスベストによる人体への影響

 

アスベストの繊維は、目で確認するのが難しいほど小さく、
飛び散ったアスベストを吸い込むと、
肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、
肺がんを起こす可能性があるといわれています。

15年から40年もの潜伏期間があり、
職業上アスベスト粉塵を長年吸入した労働者に多く起こることが散見されています。

アスベストを使用した建物を解体する流れ

建築物又は工作物の解体作業を行う際には、
あらかじめアスベストの使用の有無を調査する必要があります。

解体業者はアスベストの使用の有無を書面調査、目視調査を実施し、
分析結果を施主に書面で報告する義務があります。

もしアスベスト使用が明らかとならなかったときには、
分析調査を行うか、アスベストを含有するものとして取り扱うことになります。

令和5年10月1日からは、建築物(建築設備を含む)の解体・改修工事を行う際は、
有資格者(建築物石綿含有建材調査者等)による
事前調査の実施が義務付けられることになっています。